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【初級】炭素のハチの巣が省エネデバイスに!?

2016/07/16

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今年の5月、京都大学らのグループによって、グラフェンを用いて磁力の流れを電気的に検出できるという報告がなされました。

 


今日紹介する研究はコレじゃ!



なになに、「次世代スピントロニクス材料であるグラフェン」??「スピンを電圧に変換する新しい機能を発見」??

何言ってるかさっぱりだよハカセー。要するにどういうこと?


 

要するに、最近注目の新素材グラフェンと、スピンと呼ばれる磁気の流れを組み合わせると、

現代のエレクトロニクスの限界を超えた次世代のデバイスができるかもしれない、という研究なんじゃ。


 

まずグラフェンというのは炭素で出来たハチの巣状のシートのことじゃ。

シリコンを超える素材として次世代の超高速デバイス開発に使えそうなので最近注目されておるのじゃ。


https://en.wikipedia.org/wiki/Graphene

https://en.wikipedia.org/wiki/Graphene

へー、きれいな物質だね。

スピンっていうのは?


電子が電気を帯びているのは知っておるじゃろう?

実は電子はスピンと呼ばれる磁石の力(磁力)も持っておるのじゃ。


電子の持つ磁力を使えば、省エネデバイスが作れるかもしれんのじゃ!



??



これまでのエレクトロニクスではな、電気の流れを使って計算や情報のやり取りをしておるんじゃ。

わしらが使っておるパソコンやスマートフォン、家電全てがそうじゃ。



ふむふむ。


しかし、電気が流れると熱が出るんじゃ。パソコンやスマートフォンをずっと使っていると熱くなってくるじゃろ?

あれはエネルギーが熱になって無駄になっておる証拠なんじゃ。


そこで磁力じゃ!

電気の流れではなく、磁力の流れで計算や情報のやり取りをすればなんと余計な熱が発生しないのじゃ!



すごい!

ってことはむちゃくちゃ省エネになって電気代も安くなるね!



そうかもしれんのぅ。今回の研究ではグラフェンが磁力の流れの導線として使えること、さらには検出器としても動作することがわかったんじゃ!

ただでさえ凄かった新素材グラフェンの新しい機能とはこのことじゃな。


それはすごいや!

早く実用化されてほしいな!


グラフェン磁力の流れ、どちらもまだまだ研究段階で今後の科学技術において重要キーワードじゃ!

覚えておいて損はないぞい


 

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-graphenespin, 初級